第19回YANSシンポジウム プログラム

更新履歴

  • 暫定プログラムを公開しました(2024/06/03)new!

暫定プログラム

下記プログラムは変更になる場合がございますのでご了承ください.

シンポジウム1日目: 9/4(水)

  • 留学交流会

    • 昨年に引き続きシンポジウム1日目の 9月4日(水)に留学交流会を行います.海外の大学などで,研究を行う際のtipsを紹介する講演会を行います.今回は,半年程度の比較的短期間の留学と既に職を得た若手向け在外研究についても紹介します.また,講演後に留学を考えている人と留学経験者との交流の場を提供します.講師として,東京都立大の相田さんと甲南大学の永田さんをお招きします.
  • ハッカソン

    • 言語処理学会30周年記念事業の一環として,昨年に引き続きシンポジウム1日目の 9月4日(水)に分野交流ハッカソンを行います.自然言語処理の周辺分野(画像・音声処理など)をはじめ,人文・社会学分野も含めた幅広い分野の学生・社会人の交流を促進することが目的のひとつです.また,関連が薄くとも,自然言語処理に興味がある方も同様です.これを機に「自然言語処理に触れてみたい」「自然言語処理の若手研究者と交流してみたい」という方を広く募集します.

シンポジウム2日目: 9/5(木)

  • チュートリアル(1) 「ニューラルネットワークの損失地形」

講演者: 佐藤 竜馬 氏 (国立情報学研究所)
概要: ニューラルネットワークの損失地形とは、パラメータ空間での損失関数の形状のことです。損失地形には、ニューラルネットワークの汎化性能や推論法則など、多くの情報が含まれていることが分かっています。このような損失地形に関する理論は近年人気を集めているモデルマージの基礎にもなっています。本講演では、平坦性、腑落ち、宝くじ仮説、モデルマージなど、損失地形にまつわる基本的な概念を紹介します。参考:佐藤竜馬『深層ニューラルネットワークの高速化』技術評論社

略歴: 1996年生まれ。2024年京都大学大学院情報学研究科博士課程修了。博士(情報学)。現在、国立情報学研究所 助教。専門分野は最適輸送、グラフニューラルネットワーク、および情報検索・推薦システム。PDF翻訳サービスReadableの開発など研究の効率化についても従事している。著書に『深層ニューラルネットワークの高速化』技術評論社、『グラフニューラルネットワーク』『最適輸送の理論とアルゴリズム』講談社がある。

  • ラウンドテーブル
    • 参加者同士で少人数で語り合う企画です.様々なテーマで複数回テーブルの割り当てを行います.
  • 一般発表

  • スポンサーセッション

    • スポンサーの企業/団体における自然言語処理や関連分野の技術の活用事例などについてご紹介いただきます.
  • スポンサーツアー
    • 参加者にスポンサーのことをよりよく知ってもらうため,会期中に「スポンサーツアー」を開催します.このツアーでは,シンポジウムの参加者からツアーへの参加希望を募り,委員が案内役となって各スポンサーブースを一緒に回ります.

シンポジウム3日目: 9/6(金)

  • チュートリアル(2) 「生成AIの二大潮流と自動運転」

講演者: 荒居 秀尚 氏 (Turing株式会社)
概要: 自然言語処理の世界で生まれた大規模言語モデル(LLM)の関連技術と、画像生成の世界で育まれた拡散モデルの関連技術は、現在の生成AIブームにおける二大潮流である。昨今では、これらの技術を組み合わせてロボットの操作などに応用する研究も盛り上がっており、自然言語処理や画像生成にとどまらない裾野の広がりを見せている。本チュートリアルでは、視覚・言語・アクションの三つのモーダルを扱う基盤モデルの仕組みについて解説し、自動運転における応用例を紹介する。

略歴: 2021年東京大学大学院工学系研究科修士課程修了後、株式会社リクルートで機械学習エンジニアとして推薦システムの開発やVision&Languageモデルの研究開発に携わる。2024年4月より現職にて、世界モデルやVision Language Action (VLA)モデルの研究開発に従事。

  • 一般発表

  • 国際会議参加報告セッション

    • 直近の国際会議に参加した方々をお招きし,国際会議参加報告セッションを開催します.国際会議初参加者によるフレッシュな視点の参加報告や国際会議常連の国際会議に対する向き合い方などをお話しいただきます.
  • 招待ポスターセッション
    • 今年のテーマである「異分野交流」を促進するため,招待講演セッションを行います.自然言語処理分野だけでなく,音声・画像処理などの周辺分野や人文・社会学系の若手研究者や技術者複数名をお招きし,これまでの研究や展望についてポスター発表をしていただきます.
  • スポンサーツアー
    • 参加者にスポンサーのことをよりよく知ってもらうため,会期中に「スポンサーツアー」を開催します.このツアーでは,シンポジウムの参加者からツアーへの参加希望を募り,委員が案内役となって各スポンサーブースを一緒に回ります.