NLP若手の会 (YANS) 第18回シンポジウム 招待セッション詳細

招待セッション

「言葉のニュアンスを計算する」
 赤間 怜奈 氏(東北大学)

赤間 怜奈 氏

概要: 自然言語処理の中核的な研究対象である言語の一次的側面(明示的な意味や統語情報等)を超えて、言語の非一次的側面(文体や語彙選択に現れる暗黙的な意図や文化等)をも計算機上で扱おうとする試みは、近年の自然言語処理における挑戦的な取り組みのひとつである。高性能な大規模言語モデルが出現した今日においても、表現の差異によってもたらされる微妙なニュアンスの違いを、計算機が正確に理解し自在に扱うことは依然として難しい。本発表では、言語の非一次的側面も考慮した繊細な言語理解・処理技術の実現に向けて我々がこれまでに取り組んできた研究を紹介するとともに、今後の展開の可能性についても議論したい。

略歴: 2017年東北大学工学部卒業。2018年東北大学大学院情報科学研究科博士前期課程短縮修了、2021年同博士課程短縮修了。2021年より東北大学データ駆動科学・AI教育研究センター助教、理化学研究所AIPセンター客員研究員。



「環境音の分析・合成と自然言語処理との交差点」
 井本 桂右 氏(同志社大学)

井本 桂右 氏

概要: 音声や音楽に限らないあらゆる音を分析し,音の種類や発生時刻,発生状況を推定する技術は環境音分析と呼ばれている.また,環境音や効果音などあらゆる音を人工的に作り出し,ゲームや映画制作に活用する環境音合成技術も実現可能になりつつある.本発表では,環境音分析や合成技術の概要について紹介するとともに,最新の研究動向や課題について述べる.また,環境音分析・合成と自然言語処理との関わりについて紹介し,今後,両分野の研究者が協力して新たな取り組みを始めるためのきっかけを提供する.

略歴: 2010年京都大学大学院都市環境工学専攻修士課程修了。同年日本電信電話(株) 入社.2017年総合研究大学院大学複合科学研究科博士課程修了,博士(情報学).2017年立命館大学情報理工学部助教,2020年より同志社大学理工学部准教授,現在に至る.環境音分析,環境音合成,アレイ信号処理の研究に従事.



「大学と企業での研究経験から学んだこと」
 宇田川 拓真 氏(日本IBM)

宇田川 拓真 氏

概要: 自然言語処理を含むAIの分野では大学と企業の産学連携が研究の大きな推進力となっている. 本発表では私が大学時代に従事した対話システムに関する基礎研究と, 企業の研究所にて従事した代表的な研究事例について紹介する. また, それらの経験を通じて私自身が学んだこと, 例えば大学と企業での研究に共通して重要なスキルや, 一方で特に重視されるスキルについて議論する. 本発表を通じて, 本格的な研究が未経験の方や, 大学・企業での一方の研究が未経験の方に役立つ情報が発信できれば幸いである.

略歴: 2021年東京大学情報理工学系研究科博士後期課程修了. 現在日本IBM東京基礎研究所研究員. 自然言語処理および音声言語処理, 特に対話システム・大規模言語モデル・音声認識に関する研究に従事.



「認知モデリングと自然言語処理」
 大関 洋平 氏(東京大学)

大関 洋平 氏

概要: 人間の言語能力・言語処理を計算機上で再現するモデルの開発は、認知科学・人工知能の究極的な目標であり、解釈性・頑健性・効率性など深層学習に基づく自然言語処理の諸問題を解決する工学的なポテンシャルも秘めている。本発表では、人間らしい言語処理モデルを開発する研究分野である認知モデリングの概要と展望を紹介する。具体的には、記号・知識と深層学習を融合した言語モデル・構文解析器、認知・脳情報データで言語モデルを訓練・ファインチューニングするためのアルゴリズム、言語モデルの言語能力・言語処理を評価するためのベンチマークを概観する。加えて、認知モデリングの観点から昨今の大規模言語モデルが及ぼす学術的なインパクトについて議論する。

略歴: 東京大学大学院総合文化研究科講師、理化学研究所革新知能統合研究センター客員研究員。2010-2012年に北海道大学大学院国際広報メディア・観光学院でMAを取得、2012-2013年にマサチューセッツ大学アマースト校言語学科で訪問学生、2013-2018年にニューヨーク大学言語学科でPh.D.を取得。2018-2020年に早稲田大学理工学術院助教を経て、2020年から現職。計算言語学、認知科学の研究に従事。



「評価の研究について」
 大谷 まゆ 氏(サイバーエージェント)

大谷 まゆ 氏

概要: 多くの研究では共有された評価方法において性能の改善を示すことが重視されているため、分野全体がその評価方法に適合していくことがある。そのような環境において、評価方法そのものに対する批判的な研究は分野の健全な発展のために重要である。本発表ではこれまで取り組んできた既存評価の分析や指標設計を紹介する。評価は分野よらず同種の課題があるので参加者とより良い評価を達成するためのアイディアについて議論したい。

略歴: 2018年に奈良先端科学技術大学院大学情報科学研究科博士後期課程修了後、サイバーエージェント入社。コンピュータビジョン、機械学習に関する研究に従事。



「言語モデルの公平性」
 金子 正弘 氏(MBZUAI / 東京工業大学)

金子 正弘 氏

概要: ChatGPTの出現により言語モデルの利用は生活の一部になりつつある。一方で、言語モデルは公平性の観点から実社会において信頼して活用するにはまだまだ課題が山積している。本発表では、言語モデルに関する公平性の研究について紹介する。

略歴: 2021年東京都立大学において博士後期課程修了。2018年から2019年までリバプール大学客員研究員。2018年から2021年まで理化学研究所AIPセンター自然言語理解チームリサーチアシスタント。2021年から2023年まで東京都立大学客員研究員。2021年から2023年まで東京工業大学研究員。2022年カーネギー・メロン大学客員研究員。2023年7月より東京工業大学特別研究員。2023年7月よりMBZUAI研究員。



「大規模言語モデルの実ロボットタスク応用」
 河原塚 健人 氏(東京大学)

河原塚 健人 氏

概要: これまで自然言語処理とロボティクスの関わりは希薄であったが, 大規模言語モデルの発展により, その間に大きな接点が生まれつつある. 本ポスターでは, 大規模言語モデル・大規模視覚-言語モデルを実ロボットタスクへ応用する研究について, 現在取り組んでいるいくつかの事例を紹介する. VQAを用いた状態推定に基づくロボット行動生成, 全天球カメラとCLIP/Deticを用いた反射型ロボットナビゲーション, GPTによるレシピ解釈とCLIPによる連続状態認識を用いた料理ロボットへの応用, GPTによる動作計画とsmachに基づく生活支援タスク実行, GPTや感情モデルに基づく人とロボットの思い出共有システム構築などの事例から, 今後の自然言語処理とロボティクスの関係について議論したい.

略歴: 2022年東京大学大学院情報理工学系研究科知能機械情報学専攻博士課程修了. 博士(情報理工学). 2022年より東京大学大学院情報理工学系研究科特任助教. 筋骨格ヒューマノイドの身体設計と制御・深層学習に基づく知能ロボットシステムの研究開発に従事.



「実世界を認識して動作するための言語理解技術」
 栗田 修平 氏(理化学研究所)

栗田 修平 氏

概要: 大規模言語モデルの活用などにより、テキストに閉じた自然言語処理・理解は大きな進歩を遂げつつある。しかし、テキストに閉じない実世界の対象、特に視覚や動作情報などと自然言語処理を組み合わせることは困難な課題である。本発表では、テキストの内容を実世界の対象と対応付けるグラウンディング技術について、その花形である参照表現理解やオープン語彙物体認識、発表者の最近の研究内容である動画データセット上で言語指示された物体を追跡する研究などを紹介する。また、言語指示に従って写実的な三次元環境でナビゲーションを行う研究や、ロボットを言語指示に従って動作させる最新の研究動向についても触れる予定である。

略歴: 2019年京都大学大学院情報学研究科黒橋・河原研究室博士課程修了.博士(情報学)(京都大学).2019年より独立行政法人理化学研究所革新知能統合研究センター特別研究員,2023年より同研究員.2020年よりニューヨーク大学訪問研究員.2020年よりJSTさきがけ研究者.実世界での自然言語理解,テキストを画像や3Dなどのモダリティと同時に捉えるための研究に従事.



「未見の環境およびタスクにおける大規模事前学習済みモデルからの効率的な知識転移手法に関する研究」
 小島 武 氏(東京大学)

小島 武 氏

概要: 博士課程での研究では、未見の環境やタスクに対して大規模事前学習モデルから効率的な知識移転を行う3つの研究に取り組みました。1つ目と2つ目の研究は、テスト時における画像認識で教師ラベルのない状態で効率的なテスト時適応(Test-Time Adaptation)を行う手法を提案しました。3つ目の研究では、自然言語処理において、多段階の推論が必要なタスクにおいて大規模言語モデルのパフォーマンスを向上させるプロンプティング手法(Let's think step by step)を提案しました。現在、大規模言語モデルを事前学習からスクラッチで開発するプロジェクトに携わっており、このプロジェクトを通じて、今後、上記のような知識転移を可能とさせる要因を突き止める研究を行いたいと考えています。

略歴: 2023.3 東京大学大学院 工学系研究科 技術経営戦略学専攻 博士課程修了,博士(工学) / 博士論文:A Study on Efficient Knowledge Transfer from Large Pre-trained Models for Unseen Environments and Tasks(研究科長賞受賞) / 2023.4 - 東京大学大学院 工学系研究科 技術経営戦略学専攻 特任研究員



「言語と世界の機械学習」
 小林 颯介 氏(Preferred Networks / 東北大学)

小林 颯介 氏

概要: 機械学習の懐は広い.数々の問題に簡単に適用でき,斬新奇抜なアイデアも受け入れることで進歩を遂げてきた.基盤モデルの発展により分野の垣根も低くなり,言語も有用な共通インターフェースとしての地位を確立している.本発表では,文章読解,言語モデル,コンピュータビジョンと参照表現理解,ニューラル場による三次元復元など,幅広いモダリティでのこれまでの機械学習研究を総覧する.そして,言語・画像・三次元空間などの異分野の融合例として,基盤モデルを用いて三次元空間を意味的に解析・分解する研究について詳しく述べる.

略歴: 2016年東北大学大学院情報科学研究科博士前期課程修了。同年,株式会社Preferred Networksに入社.2021年東北大学同研究科博士後期課程修了(情報科学).同年より東北大学データ駆動科学・AI教育研究センター学術研究員兼任.



「えるえるえむ時代の言語理解の評価について」
 菅原 朔 氏(国立情報学研究所)- [ご都合により欠席]

菅原 朔 氏

概要: 自然言語処理では人間のように言語を理解するシステムを構築することがひとつの目標です。これまで様々な言語理解タスクが取り組まれ、最近はえるえるえむが目覚ましい性能を示していますが、その振る舞いを正確に評価する・説明することは容易ではありません。本発表では、とくに評価方法・説明性の観点から発表者がこれまで取り組んできたデータセット分析やベンチマーク構築の試みを紹介しながら、今後のシステム評価の発展の方向性を考えてみます。

略歴: 国立情報学研究所コンテンツ科学研究系助教。2020年3月東京大学大学院情報理工学系研究科博士課程修了。2020年4月より現職。博士(情報理工学)。



「日本語質問応答研究に対して私が出した「答案」」
 鈴木 正敏 氏(Studio Ousia / 東北大学)

鈴木 正敏 氏

概要: 質問応答は自然言語処理における最重要の応用問題の一つであり、コンピュータの黎明期から研究が続けられている。特に近年は、深層学習技術の飛躍的な進展と、大規模なデータセットなどの言語資源の整備を背景に、質問応答の研究は世界的に盛り上がりを見せている。その一方、国内においては、利用可能なモデルやデータセットなどの資源が乏しく、研究があまり活発に行われていない状況が続いていた。本発表では、私がこれまでに取り組んできた、日本語のクイズを題材にした質問応答の研究と、それを可能にするために行った言語資源の構築について振り返るとともに、現在も実施に携わっている質問応答コンペティションの「AI王」について紹介する。

略歴: 2019年東北大学大学院情報科学研究科博士前期課程修了。2021年同博士後期課程修了。2021年より株式会社Studio Ousiaソフトウェアエンジニア、東北大学データ駆動科学・AI教育研究センター学術研究員。主に質問応答システムの研究・開発に従事。博士(情報科学)。



「開発部と基礎研究所から見た対話システム研究」
 角森 唯子 氏(NTTコミュニケーション科学基礎研究所 / 名古屋大学)

角森 唯子 氏

概要: 企業における開発部と研究所の対話システム研究では,役割や重視される観点が異なる.開発部では研究成果がサービスに直結するというやりがいはあるものの,迅速性や利益性を重視して研究テーマを設定する必要がある.一方,研究所では研究者の興味や探求心が重視されるが,成果が出るまで長い期間を要することがあり,また成果がサービスに結びつくとは限らない.本発表では,開発部と基礎研究所で取り組んだ対話システム研究について,それぞれの違いを交えながら紹介する.

略歴: 2015年奈良先端科学技術大学院大学情報科学研究科博士前期課程修了.同年株式会社NTTドコモ入社.2020年より名古屋大学大学院情報学研究科博士後期課程在学中.2022年よりNTTコミュニケーション科学基礎研究所研究員.対話システムに関する研究開発に従事.



「説明文生成を用いた動作行動予測」
 中村 泰貴 氏(東京大学 / Parakeet)

中村 泰貴 氏

概要: 生活支援システムがどのような状況理解を行い、どのような動作行動の生成しようとしているかは、言語で表現することが重要である。そこで本研究では、現在の状況からシステムが行うべき行動を予測しその内容を言語で説明する、動作行動予測とその言語化に取り組む。具体的には、ある状況とそこに対して何らかの支援行動が行われた状況の画像を入力とし、どのような支援行動が行われたかを説明する言語化タスクによって動作行動予測を実現するシステムを構築した。この際、行われた支援行動に相当する動作のシーングラフ予測を補助タスクを用いることで、精度高く動作行動の予測・言語化を行うことができることが確認された。

略歴: 2022年東京大学大学院情報理工学系研究科修士課程修了. 同年より同大学院博士課程に在学.Parakeet 株式会社代表取締役.2022年言語処理研究会にて優秀研究賞を受賞.理化学研究所ガーディアンロボットプロジェクトでのインターン中,本研究を実施.



「コーパスアノテーションと言語現象の体系化の試み」
 東山 翔平 氏(情報通信研究機構 / 奈良先端科学技術大学院大学)

東山 翔平 氏

概要: 発表者は、これまでの自然言語処理研究の中で、語彙・意味・固有表現等に関する言語情報のアノテーション付きコーパスを構築してきた。人手でコーパスを設計・構築する主な意義は、一定の信頼性を伴った、個別タスクでのモデルの性能評価の手段としての点にある。コーパスアノテーションは、同時に、注目すべき言語現象の全体像を、取捨選択しながら体系化する過程とも言える。本発表では、ウェブテキストの逸脱表現(「崩れた」表現)に対し、語彙的カテゴリ等のアノテーションを行った研究を中心に、発表者らの研究を紹介する。同研究は、最近のモデルに逸脱表現の明示的な処理がどの程度できるのか評価可能にすることを目的としつつ、ウェブテキストで頻繁に生じる言語現象を整理したものである。

略歴: 2014年神戸大学大学院システム情報学研究科博士課程前期課程修了。2022年奈良先端科学技術大学院大学先端科学技術研究科博士後期課程修了。博士(工学)。2014年日本電気株式会社入社。2019年より国立研究開発法人情報通信研究機構に所属し、現在、同機構研究員。2022年より奈良先端科学技術大学院大学客員助教。言語解析、情報抽出を中心とする自然言語処理の研究に従事。



「ロボットから人の知能の謎を解き明かす」
 村田 真悟 氏(慶應義塾大学)

村田 真悟 氏

概要: これまでに,(1)人間の認知機能を実現する計算メカニズムの構成論的理解,(2)その理解に基づく他者との協調が可能な知能ロボットの実現を目指した研究を行ってきた.また,(3)自閉スペクトラム症や統合失調症等の精神障害をもたらす計算メカニズムの理解を目指した研究も行なってきた.本発表ではこれらの研究について説明し,さらに,現在JSTさきがけで取り組んでいる「脳の計算原理とプレイデータに基づく実世界ロボット学習」の研究についても説明する.

略歴: 2011年早稲田大学創造理工学部総合機械工学科卒業.2013年,2016年にそれぞれ早稲田大学大学院創造理工学研究科総合機械工学専攻修士課程,博士後期課程修了.博士(工学).2016年早稲田大学創造理工学部助手,2018年国立情報学研究所助教・総合研究大学院大学助教(併任)を経て,2020年より慶應義塾大学理工学部専任講師.認知ロボティクス・ロボット学習・計算論的精神医学の研究に従事.



「日英機械翻訳を世界に浸透させるために行った3つのこと」
 森下 睦 氏(NTTコミュニケーション科学基礎研究所)

森下 睦 氏

概要: 歴史的な経緯から、機械翻訳研究業界ではフランス語-英語、ドイツ語-英語などの一部の言語対が標準的なベンチマークとされてきた。 研究論文の多くはこれらの有名言語対を対象に実験をしており、私も日々ドイツ語翻訳を中心に実験を行っていた。 しかし、本当は日本語話者として日英翻訳に取り組みたかった。なぜ論文を通すためだけに一単語も読めないドイツ語翻訳の精度を上げているんだろうと常々感じていた。 どうにかして日英翻訳を世界的な標準言語対の一つとし、世界中の多くの人が日英翻訳に取り組むようになり、我々が日英翻訳で論文を書いても全く不思議に思われない環境を整えたかった。 本発表では、私が情熱を注ぐ日英翻訳を世界に浸透させるために行った3つのことを解説する。

略歴: NTT コミュニケーション科学基礎研究所 研究員. 2017年奈良先端科学技術大学院大学情報科学研究科博士前期課程修了. 同年より現職.2022年東北大学大学院情報科学研究科博士後期課程修了.博士(情報科学). 主に機械翻訳、言語資源構築に関する研究に従事.



NLP若手の会 (YANS) 第18回シンポジウム YANS分野交流ハッカソン with 言語処理学会30周年記念事業

■更新履歴

  • 2023/07/03: ハッカソン参加募集ページを公開しました
  • 2023/09/11: ガイダンス資料・クロージング資料を公開しました

■重要日程

  • ハッカソン参加申し込み期間:2023年7月3日(月)12:00 ~ 2023年8月7日(月)15:00
  • ハッカソン参加同意書・参加者アンケートへの回答締切:2023年8月14日(月)15:00
  • ガイダンス(メールおよびSlackにて配信):2023年08月22日(火)
  • ハッカソン:2023年8月29日(火)13:00 -- 20:00(受付開始は12:30--です.お早めにお越しください.)
  • 優秀チームへの表彰:2023年8月31日(木) シンポジウム2日目のクロージング

■YANS分野交流ハッカソン with 言語処理学会30周年記念事業

言語処理学会30周年記念事業の一環として,シンポジウム前日(0日目)の8月29日(火)に分野交流ハッカソンを行います.画像処理をはじめとする自然言語処理以外の分野の学生・社会人と広く交流することが目的のひとつです.

本ハッカソンでは,昨今の生成AIの登場を背景として,言語生成および画像生成の可能性を深く探る機会の創出を図ります. 具体的には,OpenAI APIを利用し,デモアプリ開発ハッカソンとリーダーボードハッカソンをそれぞれ開催します.1チームあたり5名程度のチームでテーマに取り組み,優秀チームには表彰があります.

両テーマともに,事前にベースとなるシステムの実装を共有するため,すぐに開発がスタートできます. ハッカソン・コンペ・アプリ開発を経験したことのない方も大歓迎です!

学生・社会人問わず,奮ってご参加ください. また,自然言語処理に関係がある分野(例:画像処理,音声処理など)からの参加者も歓迎いたします.また,関連が薄くとも,自然言語処理に興味がある方も同様です.これを機に,自然言語処理に触れてみたい,自然言語処理の若手研究者と交流してみたいという方を広く募集します.

■参加までの流れ

参加申し込み

YANS2023参加申し込みフォームにて「ハッカソンに参加します」を選択し,参加申し込みを完了してください.

※テーマの希望調査は後述の参加者アンケートにて行います.
※ハッカソンの参加に際して,シンポジウムの参加費以外に追加で費用は発生いたしません.
※ハッカソンには定員がございます.お早めにお申し込みください.

参加同意書の提出および参加者アンケートへの回答

ハッカソンの円滑な運営のため,参加同意書および参加者アンケートへの回答にご協力ください. 参加者アンケートでは,希望するハッカソンのテーマや開発経験などを伺い,回答内容をもとにテーマやチームの振り分けを決定します. 参加同意書および参加者アンケートの詳細は8月8日(火)にメールおよび参加者用Slackにて通知しますので,1週間後の8月14日(月)15時までに必ずご回答ください. なお,参加同意書を提出いただけない方はハッカソンに参加できませんので,ご承知おきください

ガイダンス

ハッカソン当日に先立ち,8月22日(火)にメールおよび参加者用Slackにてガイダンスを配信し,ハッカソンのルール説明を行います. ガイダンスは,動画とスライド資料を配信します. また,ガイダンスの連絡の際に,テーマおよびチームの振り分けについても発表します. ハッカソン当日までに必ずご確認ください.

ハッカソン当日

ハッカソンはシンポジウム前日(0日目)の8月29日(火)の13:00から,両テーマともにオンサイトにて開催します. 受付開始は12:30からです.お早めにお越しください. 浅草橋ヒューリックホールにお越しください.

■デモアプリ開発ハッカソン

自然言語処理や画像処理に関連するWebアプリを開発し,そのアイデアや面白さを競います. Webアプリは、OpenAI API の言語生成 API や画像生成 API 等を利用し,マルチモーダルな出力を行うものを開発していただきます.

■リーダーボードハッカソン

特定の評価メトリックを用いたコンペ形式の競争になります. OpenAI API を用いて公開データに基づく自然言語生成タスクに挑戦していただきます. リアルタイムにモデルのスコアを測定できるリーダーボードを用意します.

■備考

  • 参加希望者を運営側で,1チームあたり5名程度で振り分けます
    • アンケートに回答いただき,参加者の経験をもとにチームを振り分けます
  • 計算機(ノートPC等)は参加者側でご持参ください
  • OpenAI APIの利用に係る費用はかかりません
    • 詳細はガイダンスにて連絡します

■事前ガイダンス資料

デモアプリ開発ハッカソン

リーダーボードハッカソン

■クロージング資料

各チームの発表資料

シンポジウム開催報告に掲載しました.

クロージング資料

NLP若手の会 (YANS) 第18回シンポジウム (2023)

NLP 若手の会

NLP若手の会は,自然言語処理,計算言語学および関連分野の,若手研究者および技術者の学問研究および技術開発の促進をはかり,参加者の相互交流および成長の場を提供し,培われた学問研究および技術開発の成果が実社会に応用されることを奨励し,この分野の学問および産業の進歩発展に貢献することを目的として,年に1度,研究シンポジウムを開催しています.

本シンポジウムを通して密な議論を行う機会を設けるとともに,組織や研究室,業種を横断する幅広いつながりを醸成する機会を設けます.2021年には221名,2022年には265名の参加があり,多数の学生・若手研究者との交流が期待できます.

今年は4年ぶりの現地開催です.シンポジウム0日目にYANS分野交流ハッカソン with 言語処理学会30周年記念事業も開催されます.奮ってご応募/ご参加くださいますようお願い申し上げます.

更新情報

重要日程

  • スポンサー募集 2023年5月22日(月)12:00 - 2023年7月14日(金)15:00
  • 招待講演者の公開 2023年7月03日(月)
  • 旅費補助の募集  2023年7月03日(月)12:00 - 2023年7月14日(金)15:00
  • 発表申込     2023年7月03日(月)12:00 - 2023年7月31日(月)15:00
  • 参加申込     2023年7月03日(月)12:00 - 2023年8月07日(月)15:00
  • プログラムの公開 2023年8月14日(月)
  • ハッカソン    2023年8月29日(火)午後
  • シンポジウム   2023年8月30日(水)- 2023年8月31日(木)

開催日

2023年8月29日(火) - 31日(木)

※ 29日午後はハッカソンのみを開催し,YANSシンポジウムは30日と31日の2日間で開催します.

※ 合宿形式ではございません

開催地

浅草橋ヒューリックホール(東京都台東区浅草橋1丁目22−16 ヒューリック浅草橋ビル)

参加費

参加費(税込み)は以下の通りです.

学生 社会人
5,000円 15,000円

【発表申込期間】2023年7月3日(月)12:00 - 2023年7月31日(月)15:00 ※
【参加申込期間】2023年7月3日(月)12:00 - 2023年8月7日(月)15:00
※ プログラム編成作業の都合上,参加申込よりも早い締切となっていますのでご注意ください.

※ 発表,参加申込多数の場合には締め切り日を繰り上げさせていただくこともございます.

※ 発表/参加申し込みの際にお伺いするハッカソン参加希望に関して,シンポジウムの参加費以外に追加で費用は発生いたしません.

発表募集要項

これから始まる,または始まったばかりの研究の発表を歓迎します.本シンポジウムでの活発な議論を通じて,研究の進展を促進することを目指します.

発表テーマ

  • 自然言語処理・計算言語学
  • テキストマイニング
  • 音声言語処理
  • 人工知能
  • その他関連分野

発表資格

参加者の相互交流および成長の場を提供するという趣旨に照らし,特に学生および学位取得後8年以内の参加者の発表を歓迎します.自然言語処理および関係分野の研究を始めたばかりの方の発表や,始まったばかりの研究(未完成の研究)に関する発表を奨めます.発表申込に際し,特定の学会に所属している必要はございません.

発表形式

本シンポジウムでは,ポスター発表を募集いたします.ポスター発表に伴うデモの持ち込みも可能です. オンサイトでの発表のみを募集し,ポスターの事前提出や一般公開はございません.ただし,YANSでの発表内容は公知となることにご注意ください. ポスターはA0縦での作成をお願いします.発表申請時にデモ発表の意思表明をされた方には,電源供給,テーブルのあるポスターパネルを用意します.コンセントは二口を隣り合う二人でシェアしていただくため,必要であれば発表者ご自身で電源タップをご用意ください.YANSのロゴをポスターに使用したい場合,こちらからダウンロードが可能です.

発表申込方法

「事前参加登録システム」より申し込みいただけます.

以下の点などにより,ご発表をご遠慮いただく場合があります.この場合,個別にご案内いたします.

  • 本シンポジウムの開催趣旨から大きく逸脱する発表はご遠慮いただく場合があります.
  • 申込が多数となった場合は早期申込の方を優先し,発表募集を打ち切る可能性があります.

参加募集要項

本シンポジウムでは,聴講のみの参加も受け付けています. 自然言語処理および関係分野に興味を持ち始めたばかりの方の参加を歓迎いたします. 申込が多数となった場合は早期申込の方を優先し,参加募集を打ち切る可能性があります.

事前参加登録(参加・発表)

発表,参加申込は,以下の「事前参加登録システム」よりお申込みください.
本年のYANSは大変多くの参加申込みを頂いており,参加者の出席状況によっては一部講演セッションで立ち見となる可能性があることをご了承下さい. 現在発表申し込みは締め切りましたが,8/1(火) 12:00~8/2(水)15:00まで学生発表枠を若干数販売いたします.

発表申込期間:2023年7月3日(月)12:00 - 2023年7月31日(月)15:00
参加申込期間:2023年7月3日(月)12:00 - 2023年8月7日(月)15:00

NLP若手の会(YANS)第18回シンポジウム 事前参加登録システム passmarket.yahoo.co.jp

旅費補助

シンポジウムで発表予定の一部の学生には旅費補助を計画中です.

  • 申し込み期間:2023年7月3日(月) 12:00 - 7月14日(金) 15:00 ※ 旅費補助の申し込みは終了しました
  • 通知 :2023年7月20日(木) (翌7月21日(金)中に返信の必要あり)
  • 内容 :旅費,参加費,宿泊費の予定 (8月29日(火)30日(水)の2泊分の宿泊費を補助します.ハッカソンは29日午後からの開催ですので,ご予定が合えばぜひご参加ください.)

プログラム

概要

プログラム詳細

NLP若手の会 (YANS) 第18回シンポジウム プログラム - NLP 若手の会

第一著者に対する賞

本シンポジウムでは,優秀な研究発表を行った第一著者に「奨励賞」を授与いたします.本賞は,これから始まる,または始まったばかりの研究を奨励することを主旨とするものであり,現時点の研究の完成度よりもアイディアの面白さ,及び,新規性や発展性への期待を重視します.また,デモを伴う発表が多く集まった場合には,優秀なデモの第一著者に対して「デモ賞」を用意する可能性があります.さらに,産学交流の一環として,スポンサー様の企業・団体独自の視点から賞を授与する「スポンサー賞」が用意されています.様々な視点から受賞するチャンスがあります.たくさんの発表申し込みをお待ちしております.

※ 第一著者が発表することが全ての賞の受賞条件です.

※ 奨励賞の授賞対象は第一著者のみで,第二著者以降の共著者は授賞対象に入りません.過去に奨励賞を受賞していないことが条件です.

※ 同年に複数発表を行った場合でも,奨励賞は第一著者個人に対して一件のみ授与いたします.

スポンサー募集

NLP若手の会(YANS)シンポジウムへのスポンサーシップを募集いたします. YANSは若手研究者,特に学生が同じ分野で頑張る仲間とつながり,また将来のキャリア形成の参考となる研究者・技術者や企業様との交流を持てる場となることを目指し,シンポジウムを開催しております.YANSシンポジウムのスポンサーを通してご支援をいただければ大変ありがたく存じます. ご支援いただきました資金は,主に参加者交流促進のためのイベント企画運営および参加者の経済的負担を軽減する目的で使用させていただきます.

ご支援のお願いの詳細につきましては以下のURLからご確認いただけます.
NLP若手の会 (YANS)シンポジウム スポンサー募集
ご担当者様は期間内に yans2023+sponsorship (at) googlegroups.com まで必要事項を明記の上ご連絡ください.

募集概要

  • 募集期間
    2023年5月22日(月)12:00 - 2023年7月14日(金)15:00 ※ スポンサー募集の申し込みは終了しました
  • スポンサー枠
    ダイヤモンド(1枠, 80万円),プラチナ(3枠, 50万円), ゴールド(9枠, 30万円), シルバー(7枠, 10万円), ブロンズ(上限なし, 5万円)

スポンサー種別の新設,特典の充実,上限数の指定など,前回から多くの変更がありますので,お申し込みの前にご確認くださいますようお願い申し上げます.なお,上限数があるものは先着順となりますので,できるだけ早めのお申し込みをご検討いただけますと幸いです.

主催

NLP若手の会
NLP若手の会運営委員会

スポンサー

ダイヤモンドスポンサー

プラチナスポンサー

ゴールドスポンサー

シルバースポンサー

ブロンズスポンサー

NLP若手の会第18回シンポジウム運営委員

委員長
- 梶原 智之 (愛媛大)
- 大内 啓樹 (NAIST)

委員
- 高山 隼矢 (LINEヤフー)
- 相田 太一 (都立大)
- 岡 佑依 (NTT CS研/人間研)
- 平岡 達也 (富士通)
- 村上 聡一朗 (サイバーエージェント)
- 山田 康輔 (名大)
- 山田 寛章 (東工大)
- 岩本 蘭 (日本IBM/慶應大)
- 小林 悟郎 (東北大)
- 田中 涼太 (NTT 人間研/東北大)
- 帖佐 克己 (NTT CS研/NAIST)
- 西田 悠人 (NAIST)
- 根石 将人 (東大)
- 長谷川 駿 (エクサウィザーズ)
- 松野 智紀 (みらい翻訳)

顧問
- 萩行 正嗣 (ウェザーニューズ)

お問い合わせ

NLP若手の会第18回シンポジウム運営委員会
yans2023committee (at) googlegroups.com

NLP若手の会 (YANS) 委員紹介

委員紹介

過去の委員一覧はこちら

NLP若手の会 (YANS) 第18回シンポジウム プログラム

更新履歴

  • 2023/08/14: プログラム詳細を公開しました new!
  • 2023/07/06: 招待セッションの情報を公開しました
  • 2023/07/03: ハッカソン・チュートリアルの情報を公開しました
  • 2023/06/05: プログラム概要を公開しました

8/29(火): YANS分野交流ハッカソン with 言語処理学会30周年記念事業

言語処理学会30周年記念事業の一環として、シンポジウム0日目、8/29(火)に分野交流ハッカソンを行います。画像処理をはじめとする自然言語処理以外の分野の学生・社会人と広く交流することが目的のひとつです。昨今の生成AIの登場を背景として、言語生成および画像生成の可能性を深く探る機会とします。具体的には、OpenAI API(GPTシリーズおよびDALL-E)を利用し、デモアプリ開発ハッカソンとリーダーボードハッカソンをそれぞれ開催します。1チームあたり5名程度のチームでテーマに取り組み、優秀チームには表彰があります。

[13:00-20:00] デモアプリ開発ハッカソン

画像+言語のマルチモーダルな出力を行うWebアプリを開発し、そのアイデアや面白さを競います。OpenAI API の言語生成 API や画像生成 API 等を利用します。

[13:00-20:00] リーダーボードハッカソン

特定の評価メトリックを用いたコンペ形式の競争になります。OpenAI API を用いて公開データに基づく自然言語生成タスクに挑戦していただきます。リアルタイムにモデルのスコアを測定できるリーダーボードを用意します。

詳細は以下のページをご参照下さい。
NLP若手の会 (YANS) 第18回シンポジウム YANS分野交流ハッカソン with 言語処理学会30周年記念事業 - NLP 若手の会

8/30(水): シンポジウム1日目

[09:30-10:00] 開場

[10:00-10:30] オープニング

[10:30-11:30] チュートリアル (1) 「グラフを用いた近似最近傍探索の理論と応用」

講演者: 松井 勇佑 氏 (東京大学)
松井 勇佑 氏 概要: 近似最近傍探索とは、「似ているベクトルを探す」というシンプルかつ基盤的な技術である。近傍探索技術は古くから様々な分野で研究が進められてきたが、現在でも活発に技術革新が進んでいる。近年ではCLIPを用いたマルチモーダル検索や、埋め込み探索によるLLMへの知識追加方式として、近傍探索技術は注目を集めている。本チュートリアルでは、特に2010年代後半から目覚ましく発展を遂げ、多くのVector Databaseのバックエンドにもなっている「グラフを用いた探索方式」に焦点を当て、その理論と応用について解説する。

略歴: 2016年、東京大学大学院情報理工学系研究科電子情報学修了。国立情報学研究所特任研究員、東京大学生産技術研究所助教を経て、2020年より東京大学大学院情報理工学系研究科講師。コンピュータビジョン、マルチメディア、特に大規模・高速・省メモリなデータ構造に関する研究に従事。博士(情報理工学)。

[11:40-12:40] ポスターセッション (1)

トピック別の発表一覧はこちら NLP若手の会 (YANS) 第18回シンポジウム ポスターセッション トピック別索引 - NLP 若手の会

  • [S1-P01] 言語獲得過程を模倣した文の複雑さに基づくカリキュラム学習
    大羽未悠 (NAIST), 芳賀あかり (NAIST), 深津聡世 (東大), 大関洋平 (東大)

  • [S1-P02] 衛星画像に基づいた災害被害の説明生成
    辻本陵 (NAIST), 大内啓樹 (NAIST/理研), 澤野耕平 (NAIST), 松田裕貴 (NAIST), 諏訪博彦 (NAIST), 渡辺太郎 (NAIST)

  • [S1-P03] JGLUEによる事前学習済み日本語LLMの日本語理解能力の評価
    林崎由 (東北大), 能勢隆 (東北大), 伊藤彰則 (東北大)

  • [S1-P05] 大規模言語モデルへの不適切な入力に関する研究
    大賀悠平 (NTT), 長谷川拓 (NTT), 西田京介 (NTT), 齋藤邦子 (NTT)

  • [S1-P06] セールストークを対象としたエンゲージメント駆動タスク指向対話の検討
    邊土名朝飛 (サイバーエージェント), 馬場惇 (サイバーエージェント), 赤間怜奈 (東北大)

  • [S1-P07] text embeddingを用いたデータ作成支援の検討
    満石風斗 (マネーフォワード), 安立健人 (マネーフォワード), 狩野芳伸 (静大)

  • [S1-P08] 逆翻訳確率を考慮した語句言い換え手法
    和田崇史 (メルボルン大)

  • [S1-P09] オンライン会議の議事録自動作成に向けた前処理手法の検討
    勝田哲弘 (ワークス), 大野正樹 (RevComm)

  • [S1-P10] 専門家が平易化した記事を用いたやさしい日本語パラレルコーパスの構築
    宮田莉奈 (愛媛大), 惟高日向 (愛媛大), 山内洋輝 (愛媛大), 柳本大輝 (愛媛大), 梶原智之 (愛媛大), 二宮崇 (愛媛大), 西脇靖紘 (MATCHA)

  • [S1-P11] 音声認識結果誤りとプロンプト活用について
    山野陽祐 (朝日新聞社), 嘉田紗世 (朝日新聞社), 田森秀明 (朝日新聞社)

  • [S1-P12] 内部表現の幾何に基づく言語モデルの解釈
    大山百々勢 (京大/理研), 山際宏明 (京大), 石橋陽一 (京大), 下平英寿 (京大/理研)

  • [S1-P13] Twitterの投稿を用いた4大認知症の自動分類と大規模言語モデルの医療応用に向けた考察
    宇都宮和希 (工学院大), 坂野遼平 (工学院大)

  • [S1-P14] 否定表現を伴う文における含意関係の認識に向けて
    内田巧 (滋賀大), 南條浩輝 (滋賀大)

  • [S1-P15] 会話の含みへの対応における人間と言語モデルの比較
    小方雅子 (早大), 中下咲帆 (早大), 藤後英哲 (早大), 菊池英明 (早大), 藤倉将平 (サイシキ)

  • [S1-P16] 非自己回帰言語モデルへの強化学習の適用
    王昊 (早大), 森村哲郎 (サイバーエージェント), 本多右京 (サイバーエージェント), 河原大輔 (早大)

  • [S1-P17] 日本語学習のための形態意味中心の動詞活用
    松﨑孝介 (東北大), 谷口雅弥 (理研), 坂口慶祐 (東北大/理研), 乾健太郎 (東北大/理研)

  • [S1-P18] プログラミング課題文に対するアノテーションコーパスの作成
    𠮷野仁弥 (龍谷大), 南條浩輝 (滋賀大), 馬青 (龍谷大)

  • [S1-P19] 生成モデルを利用したテキストデータセットの蒸留
    前川在 (東工大), 小杉哲 (東工大), 船越孝太郎 (東工大), 奥村学 (東工大)

  • [S1-P20] 統語パラメータの生得性:言語モデルからの知見
    山田裕真 (東大), 染谷大河 (東大), 大関洋平 (東大)

  • [S1-P21] 雑談チャットボットから精神診断チャットボットに自然的に遷移するためのチャット生成
    兪東根 (北大), 伊藤俊彦 (北大)

  • [S1-P22] knn-seq: 高速・拡張可能なkNN機械翻訳フレームワーク
    出口祥之 (NAIST/NICT), 平野颯 (NAIST), 星野智紀 (NAIST), 西田悠人 (NAIST), Justin Vasselli (NAIST), 渡辺太郎 (NAIST)

  • [S1-P23] 大規模言語モデルを用いた自由記述アンケートの自動分析の初期検討
    銭本友樹 (筑波大), 長谷川遼 (筑波大), 宇津呂武仁 (筑波大)

  • [S1-P24] ChatGPTは優れた教師になれるのか?
    郷原聖士 (NAIST), 上垣外英剛 (NAIST), 渡辺太郎 (NAIST)

  • [S1-P25] コーパス内の関係間の相互作用を考慮した関係抽出
    牧野晃平 (豊田工大), 三輪誠 (豊田工大), 佐々木裕 (豊田工大)

  • [S1-P26] 経済的因果検索のためのデータセットの構築に向けて
    小林涼太郎 (東大), 高柳剛弘 (東大), 坂地泰紀 (東大), 和泉潔 (東大)

  • [S1-P27] 基盤モデルのファインチューニングによる化学系の専門知識に回答可能なチャットボットの構築検討
    畠山歓 (東工大), 早川晃鏡 (東工大), 難波江裕太 (東工大)

  • [S1-P28] 統語構造に着目した対話エントレインメント分析の検討
    守屋彰二 (東北大), 佐藤志貴 (東北大), 徳久良子 (東北大), 赤間怜奈 (東北大/理研), 乾健太郎 (東北大/理研)

[12:40-14:00] 昼休憩

[14:00-15:00] ポスターセッション (2)

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  • [S2-P01] 日本語LLMベンチマーク構築に向けて
    栗原健太郎 (AI Shift), 佐々木翔大 (サイバーエージェント), 張培楠 (サイバーエージェント), 石上亮介 (サイバーエージェント), 三田雅人 (サイバーエージェント), 加藤明彦 (サイバーエージェント)

  • [S2-P02] Development of Multilingual Adaptive Text-to-Speech Systems: Overcoming Challenges of Language Adaptation and Personal Speech Traits
    Chung Tran (JAIST), Chi Mai Luong (IOIT), Sakriani Sakti (JAIST)

  • [S2-P03] 量子計算を用いた言語モデルの検討
    三輪拓真 (NAIST), 河野誠也 (NAIST), 吉野幸一郎 (NAIST)

  • [S2-P04] ChatGPT で「おくのほそ道」を読む―近世紀行文における場所参照表現の認識―
    片山歩希 (NAIST), 東山翔平 (NICT/NAIST), 大内啓樹 (NAIST/理研), 渡辺太郎 (NAIST)

  • [S2-P05] 単言語データを用いたLLMベースのkNN機械翻訳
    西田悠人 (NAIST), 森下睦 (NTT), 上垣外英剛 (NAIST), 渡辺太郎 (NAIST)

  • [S2-P06] LoRAチューニングの効果的な利用のための設定分析
    矢野一樹 (東北大), 伊藤拓海 (東北大/Langsmith), 鈴木潤 (東北大/理研)

  • [S2-P07] 2段階対照学習による日本語文埋め込みモデルの汎用性獲得
    福地成彦 (PKSHA), 星野悠一郎 (PKSHA), 渡邉陽太郎 (PKSHA)

  • [S2-P08] 関心を集める街の事物発見のための位置情報付き写真・テキスト投稿分析手法の検討
    澤野耕平 (NAIST), 松田裕貴 (NAIST), 大内啓樹 (NAIST), 諏訪博彦 (NAIST), 安本慶一 (NAIST)

  • [S2-P09] 対話モデルの生成確率の変動を用いた小学校の授業における発話の影響度分析
    大西朔永 (岡山理大), 椎名広光 (岡山理大), 保森智彦 (岡山理大)

  • [S2-P10] 他者情報のやり取りを行う対話エージェントを用いた非同期・間接コミュニケーションシステム
    志満津奈央 (名工大), 李晃伸 (名工大), 上乃聖 (名工大)

  • [S2-P11] 会議会話におけるフィードバック系発話の検出
    本郷望実 (京セラ), 新美翔太朗 (京セラ), 後藤啓介 (京セラ), 村上文雄 (京セラ), 西山薫 (京セラ), 西田典起 (理研), 松本裕治 (理研), 船津陽平 (京セラ)

  • [S2-P12] 三言語モデル寄れば文殊の知恵を
    稲葉達郎 (京大), 藤井巧朗 (横国大), 小原涼馬 (北大), 柴田幸輝 (筑波大)

  • [S2-P13] 高性能な文類似度を用いた事前学習モデルの対照学習
    山際宏明 (京大), 石橋陽一 (京大), 下平英寿 (京大/理研)

  • [S2-P14] 打ち言葉に特化させた学習手法を用いた親密度推定モデル
    仲田明良 (静大), 狩野芳伸 (静大)

  • [S2-P15] テキスト編集事例の自動分析に向けた大規模言語モデルの活用方法の検
    山口大地 (名大), 宮田玲 (東大), 藤田篤 (NICT), 梶原智之 (愛媛大), 佐藤理史 (名大)

  • [S2-P16] 因果調整を導入した粒度の細かい尺度に基づく事前学習済み言語モデルの語義関係知識の探査
    Cao Zhihan (東工大), 德永健伸 (東工大)

  • [S2-P17] 知識の提供という側面から見たスポーツ実況中継の分析
    森雄一郎 (東工大), 前川在 (東工大), 小杉哲 (東工大), 船越孝太郎 (東工大), 高村大也 (産総研), 奥村学 (東工大/理研)

  • [S2-P18] RL-SPINNを組み込んだシグナリングゲームにおける構成性
    加藤大地 (東大), 上田亮 (東大), 宮尾祐介 (東大)

  • [S2-P19] 小規模データによる言語モデルの統語獲得:バリエーションセットを用いたデータ効率化
    片野悠史 (東大), 深津聡世 (東大), 大関洋平 (東大)

  • [S2-P20] Towards Non-literal Machine Translation: Detecting Non-literal Translations from Parallel Text
    Yu Lianhao (東大), 吉永直樹 (東大)

  • [S2-P21] ものの集まりを伝達する言語創発ゲーム
    上田亮 (東大), 横井祥 (東北大/理研)

  • [S2-P22] 文章から地図へ:テキストジオグラウンディングシステムの開発
    中谷響 (NAIST), 寺西裕紀 (理研/NAIST), 東山翔平 (NICT/NAIST), 大内啓樹 (NAIST/理研), 渡辺太郎 (NAIST)

  • [S2-P23] アバターとの関係性を実現するためのアバターデータセット生成システムの開発
    曾根周作 (OSX/東北大)

  • [S2-P24] 珍妙で面白いWikipedia記事の発見手法
    多田智貴 (北大), 林克彦 (北大), 上垣外英剛 (NAIST)

  • [S2-P25] 巡回ホログラフィック縮退表現による大規模マルチラベル分類の効率化
    西田拳 (北大), 林克彦 (北大), 上垣外英剛 (NAIST)

  • [S2-P26] 大規模言語モデルを用いた特許評価システムの検討
    井上誠一 (VAIABLE), 貞光九月 (VAIABLE)

  • [S2-P27] 語彙内トークンを媒介とした大規模言語モデルへのソフトプロンプトの転移
    中島京太郎 (都立大), 金輝燦 (都立大), 平澤寅庄 (都立大), 岡照晃 (一橋大), 小町守 (一橋大)

  • [S2-P28] BERTを用いた文法誤り検出性能改善に向けた対照学習の検討
    岡本昇也 (龍谷大), 南條浩輝 (滋賀大), 馬青 (龍谷大)

[15:15-16:20] ラウンドテーブル

参加者間の相互交流の場を提供するために、シンポジウム1日目、8/30(水)にラウンドテーブルを開催します。これは、テーブルごとにトピックを決め、少人数で話をする企画です。組織や業種に関係なく、同じ興味を持った人たちとの気軽な交流を促進します。テーブルの割り当てを2回行い、様々な人と交流する機会を作ります。1回あたり20分で、1回目は「興味のある研究分野」、2回目は「キャリア」についてお話ししながら交流していただきます。 また、ダイヤモンドスポンサー様の専用卓をご用意する予定です。

[16:35-17:40] スポンサーセッション (1)

スポンサー様の企業/団体における自然言語処理や関連分野の技術の活用事例などについてご紹介いただきます。

発表スポンサー一覧 (敬称略)

  • 株式会社サイバーエージェント (ダイヤモンド)

  • 株式会社 PKSHA Technology (プラチナ)

  • 株式会社リクルート (プラチナ)

  • 博報堂テクノロジーズ (ゴールド)

  • シェルパ・アンド・カンパニー株式会社 (ゴールド)

  • 株式会社くふうカンパニー (ゴールド)

  • ELYZA (ゴールド)

[17:50-18:50] ポスターセッション (3)

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  • [S3-P01] 日本語特化の視覚と言語を組み合わせた事前学習(VLP)モデルの開発
    王直 (HT), 細野健人 (HT), 石塚湖太 (HT), 川上孝介 (HT)

  • [S3-P02] 音声から無限次元の動的離散表象を教師なし学習:深層生成音声言語モデルを目指して
    高橋舜 (JAIST), Sakriani Sakti (JAIST)

  • [S3-P03] 有価証券報告書に適した文の類似性の評価指標の検討
    土井惟成 (JPX/東大)

  • [S3-P04] 翻訳データを用いてチューニングした言語モデルの流暢性向上
    李凌寒 (LINE)

  • [S3-P05] 異文化レシピ: 対話AIの正用法を学ぶ教材開発
    山内璃乃 (日本女子大), 小原百々雅 (日本女子大), 小原有以 (日本女子大), 佐藤美唯 (日本女子大), 田口真里 (日本女子大), 高野志歩 (日本女子大), 倉光君郎 (日本女子大)

  • [S3-P06] 短トークンを入力とするLMを用いた表構造解析における属性分類
    奥村雄輝 (ファーストアカウンティング)

  • [S3-P07] AIに必要な人間の一般的な道徳観の獲得
    大橋巧 (法大), 中川翼 (法大), 彌冨仁 (法大)

  • [S3-P08] カスタマーサポートにおけるLLM-basedタスク指向対話システムの構築と評価の検討
    二宮大空 (AI Shift), 戸田隆道 (AI Shift), 下山翔 (AI Shift), 友松祐太 (AI Shift)

  • [S3-P09] マルチソース入力を用いた多言語文符号化器による感情分析
    梶川怜恩 (愛媛大), 梶原智之 (愛媛大)

  • [S3-P10] 音声認識の可読性向上に関するLLMの実用可能性の実験と評価
    杉野かおり (朝日新聞社), 山野陽祐 (朝日新聞社), 嘉田紗世 (朝日新聞社), 石井奏人 (朝日新聞社), 田森秀明 (朝日新聞社)

  • [S3-P11] 有価証券報告書のPDFに含まれる表を対象にした構造解析の試み
    佐藤栄作 (小樽商大), 木村泰知 (小樽商大)

  • [S3-P12] 文法性評価ベンチマークBLiMPにおけるバイアス除去
    上田直生也 (都立大), 三田雅人 (サイバーエージェント/都立大), 小町守 (一橋大)

  • [S3-P13] 敵対的事例を用いたIn-context learningによるLLM生成エッセイの検出
    小池隆斗 (東工大), 金子正弘 (MBZUAI/東工大), 岡崎直観 (東工大)

  • [S3-P14] 早押しクイズでの先読みにおける眼球運動のモデリング
    山下陽一郎 (東大), 原田宥都 (東大), 大関洋平 (東大)

  • [S3-P15] テキスト化された表情特徴量を付与したMELD-FAIR データセットの拡張と感情認識の検討
    松本篤弥 (東大/OSX), 曾根周作 (東北大/OSX), 牛久祥孝 (OSX)

  • [S3-P16] Wisdom of Prompts:プロンプトの重みづけによるLLMの精度向上
    守山慧 (東大), 中山功太 (理研), 馬場雪乃 (東大)

  • [S3-P17] ソーシャルメディアにおける発話の攻撃性推定を利用した会話補助システムの検討
    藤原知樹 (東北大), 伊藤彰則 (東北大), 能勢隆 (東北大)

  • [S3-P18] 説明可能なチャートQAに向けた検討
    木村昴 (東北大), 田中涼太 (東北大/NTT), 坂口慶祐 (東北大/理研)

  • [S3-P19] 対照学習に基づく文埋込は各単語をその情報利得で重み付ける
    栗田宙人 (東北大), 小林悟郎 (東北大/理研), 横井祥 (東北大/理研), 乾健太郎 (東北大/理研)

  • [S3-P20] タスク分解による Clinical Timeline 構築のための効率的なQAベースアノテーションの検討
    清水聖司 (NAIST), Lis Kanashiro (NAIST), 矢田竣太郎 (NAIST), 荒牧英治 (NAIST)

  • [S3-P21] 企業・業界動向抽出のための経済情報ラベルの定義とタグ付きコーパスの構築
    増田太郎 (日経新聞), 櫻井亮佑 (日経新聞), 桐井智弘 (日経新聞), 渡邊英介 (東大), 石原祥太郎 (日経新聞)

  • [S3-P22] 因子テーブル化の臨床応用検討
    大槻優佳 (NAIST), 大塚皇輝 (NAIST), 矢田竣太郎 (NAIST), 若宮翔子 (NAIST), 荒牧英治 (NAIST), 吉江智秀 (国立循環器病研究センター)

  • [S3-P23] Sudachi+Ginzaを用いた係り受けを考慮したTTS
    青柳詠美 (フリー)

  • [S3-P24] 漫才対話構造の分析手法の検討
    片岸祥帆 (北大), 小原涼馬 (北大), 佐々木裕多 (東工大), 荒木健治 (北大)

  • [S3-P25] 軽量T5モデルの開発と性能評価
    小柳響子 (日本女子大), 相馬菜生 (日本女子大), 松島美波 (日本女子大), 倉光君郎 (日本女子大)

  • [S3-P26] 日本語ニュース記事平易化コーパスとLLM応用
    浦川通 (朝日新聞社), 田口雄哉 (朝日新聞社), 新妻巧朗 (朝日新聞社)

  • [S3-P27] BERTの勾配情報を用いた契約書文章の意味的比較
    藤野知之 (BoostDraft), 藤井陽平 (BoostDraft)

  • [S3-P28] 大規模言語モデルを用いたfine-tuningおよびfew-shot learningによる機械翻訳精度の比較・評価
    近藤海夏斗 (筑波大), 宇津呂武仁 (筑波大), 永田昌明 (NTT)

[19:00-19:30] YANSスペシャルセッション

研究生活に忍び寄る病みの脅威。心身ともに健康に過ごすためのtipsをYANS運営委員と共にゆるーくお話しましょう。名付けて、「病みの魔術に対する防衛術」。

8/31(木): シンポジウム2日目

[09:30-10:00] 開場

[10:00-11:00] チュートリアル (2) 「その研究ChatGPTでいいんじゃないですか?~LLM時代の対話システム研究~」

講演者: 吉野 幸一郎 氏 (理化学研究所 / 奈良先端科学技術大学院大学)
吉野 幸一郎 氏 概要: ChatGPTに代表される大規模言語モデルが注目を浴びており、それにともない対話システムを利用した研究開発も盛んに議論されるようになっている。対話システムが実生活で利用されるようになりつつあるのは喜ばしい一方で、研究テーマの設定に迷ったり、場合によっては研究テーマの大きな方針転換を迫られることも多い。本チュートリアルでは対話システム研究の歴史を振り返ることで、これまで対話研究者が抱えてきた基本的な問題意識、その中で大規模言語モデルによって何が解けるようになったか、何がまだ解けていない問題なのか、今後取り組むべき課題はどのような点にあるか、について議論する。

略歴: 2014年京大情報学研究科博士後期課程修了。 学振PD、奈良先端大助教等を経て、現在理研知識獲得・対話研究チームリーダー、奈良先端大客員教授。 音声言語処理および自然言語処理、特に音声対話システム・ロボット対話システムに関する研究に従事。IWSDS Best Paper Award、NLP4ConvAI@ACL Best Paper Award等受賞。ISPJ-NL研幹事、JSAI-SLUD研専門委員、JNLP編集委員、IEEE-SLTC、DSTC-SC、ARR-AE。SIGDIAL、ACL、RSJ各会員。

[11:00-11:30] スポンサーセッション (2)

スポンサー様の企業/団体における自然言語処理や関連分野の技術の活用事例などについてご紹介いただきます。

発表スポンサー一覧 (敬称略)

  • 株式会社Helpfeel (プラチナ)

  • LLM-X (ゴールド)

  • 株式会社エクサウィザーズ (ゴールド)

  • ちゅらデータ株式会社 (ゴールド)

[11:40-12:40] ポスターセッション (4)

トピック別の発表一覧はこちら NLP若手の会 (YANS) 第18回シンポジウム ポスターセッション トピック別索引 - NLP 若手の会

  • [S4-P01] 多言語系列変換モデルにおける文字系列情報の有用性に関する分析
    黒澤友哉 (東大), 谷中瞳 (東大)

  • [S4-P02] 富岳とKotoba Technologiesが架け橋となる大規模言語モデルの現状と未来
    小島熙之 (Kotoba Tech./コーネル大), 笠井淳吾 (Kotoba Tech./TTIC/ワシントン大)

  • [S4-P03] ボーカロイド楽曲の歌詞生成における課題の検討
    臼井久生 (農工大), 古宮嘉那子 (農工大)

  • [S4-P04] Decoding with Semi-Local Constraint on Information Density
    陣内佑 (サイバーエージェント), 森村哲郎 (サイバーエージェント), 本多右京 (サイバーエージェント)

  • [S4-P05] 実応用に向けた日本語固有表現抽出スキーマの検討
    小林滉河 (LINE), 松田耕史 (LINE), 水本智也 (LINE), 佐藤敏紀 (LINE)

  • [S4-P06] AIエージェントからなるネットワークにおけるエコーチェンバー現象の分析
    大萩雅也 (LINE), 佐藤敏紀 (LINE)

  • [S4-P07] 職場日報からの幸福度推定〜well-beingの向上を目指して〜
    林純子 (NAIST), 伊藤和浩 (NAIST), 渡邉寧 (京大), 中山真孝 (京大), 内田由紀子 (京大), 若宮翔子 (NAIST), 荒牧英治 (NAIST)

  • [S4-P08] 経験に基づく知識の想起と深化を伴う対話システムの構築に向けて
    渡邉寛大 (NAIST/理研), 河野誠也 (理研/NAIST), 湯口彰重 (東京理科大/理研), 吉野幸一郎 (理研/NAIST)

  • [S4-P09] 高速なプロダクト進化のための改善案自動推薦手法の検討
    秋信有花 (NTT), 切貫弘之 (NTT), 丹野治門 (NTT)

  • [S4-P10] 機械学習モデルを用いた構造化文書からの情報抽出
    竹下虎太朗 (マネーフォワード), 安立健人 (マネーフォワード), 狩野芳伸 (静大)

  • [S4-P11] OpenAI GPTモデルを活用したテキストからの情報抽出とYahoo!検索への応用
    中野佑哉 (ヤフー), 大森光 (ヤフー), 沖本祐典 (ヤフー), 西賢太郎 (ヤフー), 岩澤宏希 (ヤフー)

  • [S4-P12] 高等学校の情報科教育における自然言語処理の活用に関する検討
    坪倉和哉 (愛知県立大), 入部百合絵 (愛知県立大)

  • [S4-P13] 雑談対話にキャラクタ性を付与するためのスタイル変換
    近藤里咲 (愛媛大), 梶川怜恩 (愛媛大), 梶原智之 (愛媛大), 二宮崇 (愛媛大)

  • [S4-P14] 生成系 AI のファクトチェックのための述語論理に基づく検索システムの構想
    欅惇志 (一橋大), 欅リベカ (東京工科大)

  • [S4-P15] OpenCALM-7B-QLoRA の構築と日本語 TruthfulQA による評価
    藤原寛隆 (茨大), 新納浩幸 (茨大)

  • [S4-P16] フィードバック系発話情報による重要発話抽出の精度向上
    新美翔太朗 (京セラ), 本郷望実 (京セラ), 後藤啓介 (京セラ), 村上文雄 (京セラ), 西山薫 (京セラ), 西田典紀 (理研), 松本裕治 (理研), 船津陽平 (京セラ)

  • [S4-P17] 言語モデルにおける順序パターン予測のメカニズム
    高瀬侑亮 (京大), 下平英寿 (京大/理研)

  • [S4-P18] ランジュバンモンテカルロ法による単語ベクトルの信頼度評価
    橋本竜馬 (京大), 下平英寿 (京大/理研)

  • [S4-P19] 自然言語処理分野の学術論文の定量的調査の検討
    本間夏樹 (数理システム)

  • [S4-P20] 言語識別器を用いた敵対的学習による多言語モデルの言語横断性の改善
    金輝燦 (都立大), 小町守 (一橋大), 鈴木潤 (東北大)

  • [S4-P21] 視覚情報による曖昧性解消に着目した英日マルチモーダル機械翻訳のデータセット構築
    佐藤郁子 (都立大), 平澤寅庄 (都立大), 金輝燦 (都立大), 岡照晃 (一橋大), 小町守 (一橋大)

  • [S4-P22] 日本語敬語理解タスクにおけるChain-of-Thoughtプロンプティングの有用性の検証
    関澤瞭 (東大), 谷中瞳 (東大)

  • [S4-P23] 日本語インストラクションデータセットの構築とその適用による大規模言語モデルのチューニング
    鈴木雅弘 (東大), 平野正徳 (東大), 坂地泰紀 (東大)

  • [S4-P24] 大規模言語モデルによる和文英訳問題の自動採点の評価と応用可能性の検討
    三浦直己 (東北大), 岩瀬裕哉 (東北大), 舟山弘晃 (東北大), 松林優一郎 (東北大)

  • [S4-P25] 生成応答に含まれる事実に基づかない情報の自動検出の試み
    亀井遼平 (東北大), 塩野大輝 (東北大), 赤間怜奈 (東北大/理研), 鈴木潤 (東北大/理研)

  • [S4-P26] ドメイン別に訓練した要約モデルにおけるHallucinationの内在・外在要因分析
    村田栄樹 (日経新聞/早大), 石原祥太郎 (日経新聞)

  • [S4-P27] 論証モデルによる主張と根拠の可視化に向けて
    伊東和香 (日本女子大), 佐藤美唯 (日本女子大), 梶浦照乃 (日本女子大), 高野志歩 (日本女子大), 倉光君郎 (日本女子大)

[12:40-14:00] 昼休憩

[14:00-15:00] ポスターセッション (5)

トピック別の発表一覧はこちら NLP若手の会 (YANS) 第18回シンポジウム ポスターセッション トピック別索引 - NLP 若手の会

  • [S5-P01] 英語広告文生成のためのペルソナ型評価基盤の構築に向けて
    三田雅人 (サイバーエージェント), 本多右京 (サイバーエージェント), 張培楠 (サイバーエージェント)

  • [S5-P02] 言語モデルのInstruction tuningにおける否定学習の調査
    鈴木刀磨 (NAIST), 上垣外英剛 (NAIST), 渡辺太郎 (NAIST)

  • [S5-P03] kNN-LMによる知識グラフを用いた大規模言語モデルにおける知識の操作
    林和樹 (NAIST), 出口祥之 (NAIST), Xincan Feng (NAIST), 上垣外英剛 (NAIST), 林克彦 (北大), 渡辺太郎 (NAIST)

  • [S5-P04] 家庭内ロボットの気の利いた行動の実現に向けて
    山﨑康之介 (NAIST/理研), 田中翔平 (OSX), 河野誠也 (理研/NAIST), 湯口彰重 (東京理科大/理研), 吉野幸一郎 (理研/NAIST)

  • [S5-P05] SNSハッシュタグからのエンティティの別名抽出システムの試作
    高山隼矢 (ヤフー), 豊田樹生 (ヤフー), 齋藤純 (ヤフー), 小松広弥 (ヤフー), 熊谷賢 (ヤフー)

  • [S5-P06] 保健指導ロールプレイングにおける対話ログの収集と自動評価に向けた検討
    大橋玲音 (愛知県立大), 我妻信実 (愛知県立大), 坪倉和哉 (愛知県立大), 石川舞一 (愛知県立大), 伊藤にい奈 (愛知県立大), 伊藤芙久佳 (愛知県立大), 南詩織 (愛知県立大), 武川奈央 (愛知県立大), 中村莉子 (愛知県立大), 西尾優亜 (愛知県立大), 横山加奈 (愛知県立大)

  • [S5-P07] 講演動画における英日字幕翻訳のためのマルチモーダル対訳コーパスの試作
    寺面杏優 (愛媛大), 梶原智之 (愛媛大), 二宮崇 (愛媛大)

  • [S5-P08] LLM を利用した文書分類の Data Augmentation
    小野寺優 (茨大), 新納浩幸 (茨大)

  • [S5-P09] 財務諸表と仕訳データを用いた増減要因の説明文生成の初期検討
    山岸駿秀 (マネーフォワード), 貞光九月 (マネーフォワード), 北岸郁雄 (マネーフォワード)

  • [S5-P10] 言語モデルによる情報推薦が巻き込まれる各種バイアス
    熊谷雄介 (博報堂DYホールディングス), 横井祥 (東北大/理研)

  • [S5-P11] 忠実性向上のために copy 機構を備えた広告文自動生成器
    星野智紀 (HT), 石塚湖太 (HT), 黒木開 (HT)

  • [S5-P12] ChatGPTは物理モデル自動構築にどこまで役立つか?
    加藤祥太 (京大), 永山航太郎 (京大), 加納学 (京大)

  • [S5-P13] HojiChar: テキスト処理パイプライン
    新里顕大 (京大/LINE), 清野瞬 (LINE), 高瀬翔 (LINE), 小林滉河 (LINE), 佐藤敏紀 (LINE)

  • [S5-P14] オンライン動画サービスにおける自然言語処理を利用した視聴者感情の推定
    菅野祐希 (工学院大), 坂野遼平 (工学院大)

  • [S5-P15] Wikipediaから文化の広がりを理解する
    村山太一 (阪大)

  • [S5-P16] Singing voice meets Foundation models: 基盤モデルを利用した歌声分析の試み
    山本雄也 (筑波大)

  • [S5-P17] Embedding InversionによるText Clusterの解釈手法の提案
    新妻巧朗 (朝日新聞社), 田口雄哉 (朝日新聞社)

  • [S5-P18] Causal Text Mining in the Era of Large Language Modeling: A Reality Check
    高柳剛弘 (東大), Ryotaro Kobayashi (東大), Masahiro Suzuki (東大), Hiroki Sakaji (東大), Kiyoshi Izumi (東大)

  • [S5-P19] 日本語文書レベル関係抽出コーパスの構築
    Youmi Ma (東工大), An Wang (東工大), 岡崎直観 (東工大)

  • [S5-P20] 同一テキストを生成する文法と構文木の形状の不確かさの定量化
    石井太河 (東大), 宮尾祐介 (東大)

  • [S5-P21] テキストに基づくダイアグラム生成タスクの提案
    吉田遥音 (東北大), 工藤慧音 (東北大), 青木洋一 (東北大), 坂口慶祐 (東北大/理研)

  • [S5-P22] 次世代教育のための論理的思考力育成データセットの生成について
    古橋萌々香 (東北大), 松林優一郎 (東北大/理研), 磯部順子 (東北大/理研), 舟山弘晃 (東北大/理研), 乾健太郎 (東北大/理研)

  • [S5-P23] ニュース記事の逆ピラミッド構造は読みやすさ評価に使えるか
    石原祥太郎 (日経新聞), 高橋寛武 (独立研究者)

  • [S5-P24] Flan-T5に日本語を覚えさせる道のり
    早川彩莉 (日本女子大), 高橋舞衣 (日本女子大), 東出紗也夏 (日本女子大), 梶浦照乃 (日本女子大), 倉光君郎 (日本女子大)

  • [S5-P25] Emotional Support ConversationにおけるLLMを用いた悩みの明確化対話戦略
    藤田敦也 (名工大), 李晃伸 (名工大), 上乃聖 (名工大)

  • [S5-P26] LoRAを用いた大規模多言語文埋め込みモデルの構築
    矢野千紘 (名大), 福地成彦 (PKSHA), 深澤笙子 (PKSHA), 橘秀幸 (PKSHA), 渡邉陽太郎 (PKSHA)

  • [S5-P27] 国会議事録を用いた政党のスタンス分析に向けて
    尾崎慎太郎 (明大), 横山大作 (明大)

  • [S5-P28] ニューラル言語モデルのサプライザルに基づいた会話におけるスタイルシフトの評価
    河野誠也 (理研/NAIST), 金崎翔太 (同志社大), Angel García Contreras (理研), 湯口彰重 (東京理科大), 桂井麻里衣 (同志社大), 吉野幸一郎 (理研/NAIST)

[15:15-16:15] パネルディスカッション

スポンサーの皆様と参加者の交流のきっかけを提供するために、シンポジウム2日目、8/31(木)にパネルディスカッションの企画を開催します。ダイヤモンドスポンサーおよびプラチナスポンサーのご担当者様に登壇いただき、事前に参加者から募ったテーマについてご討論いただく予定です。

[16:25-17:25] 招待セッション

自然言語処理や音声音響、画像、ロボティクス分野でご活躍なさっている気鋭の若手研究者/技術者17名をお招きして、ポスターセッションを開催します。実世界のタスクに取り組んできた彼らが考える関連分野のこれまでとこれからについて垣間見ることができるセッションです。

発表の概要、また発表者の略歴については以下のページをご参照下さい。
NLP若手の会 (YANS) 第18回シンポジウム 招待セッション詳細 - NLP 若手の会

発表一覧

  • 「言葉のニュアンスを計算する」
     赤間 怜奈 氏 (東北大学)
  • 「環境音の分析・合成と自然言語処理との交差点」
     井本 桂右 氏 (同志社大学)
  • 「大学と企業での研究経験から学んだこと」
     宇田川 拓真 氏 (日本IBM)
  • 「認知モデリングと自然言語処理」
     大関 洋平 氏 (東京大学)
  • 「評価の研究について」
     大谷 まゆ 氏 (サイバーエージェント)
  • 「言語モデルの公平性」
     金子 正弘 氏 (MBZUAI / 東京工業大学)
  • 「大規模言語モデルの実ロボットタスク応用」
     河原塚 健人 氏 (東京大学)
  • 「実世界を認識して動作するための言語理解技術」
     栗田 修平 氏 (理化学研究所)
  • 「未見の環境およびタスクにおける大規模事前学習済みモデルからの効率的な知識転移手法に関する研究」
     小島 武 氏 (東京大学)
  • 「言語と世界の機械学習」
     小林 颯介 氏 (Preferred Networks / 東北大学)
  • 「えるえるえむ時代の言語理解の評価について」
     菅原 朔 氏 (国立情報学研究所) - [ご都合により欠席]
  • 「日本語質問応答研究に対して私が出した「答案」」
     鈴木 正敏 氏 (Studio Ousia / 東北大学)
  • 「開発部と基礎研究所から見た対話システム研究」
     角森 唯子 氏 (NTTコミュニケーション科学基礎研究所 / 名古屋大学)
  • 「説明文生成を用いた動作行動予測」
     中村 泰貴 氏 (東京大学 / Parakeet)
  • 「コーパスアノテーションと言語現象の体系化の試み」
     東山 翔平 氏 (情報通信研究機構 / 奈良先端科学技術大学院大学)
  • 「ロボットから人の知能の謎を解き明かす」
     村田 真悟 氏 (慶應義塾大学)
  • 「日英機械翻訳を世界に浸透させるために行った3つのこと」
     森下 睦 氏 (NTTコミュニケーション科学基礎研究所)

[17:40-18:40] クロージング

NLP若手の会 (YANS) 第18回シンポジウム スポンサー一覧

NLP若手の会 (YANS) 第18回シンポジウムは以下のスポンサーの皆様に協賛いただいております。

ダイヤモンドスポンサー

プラチナスポンサー

ゴールドスポンサー

シルバースポンサー

ブロンズスポンサー

NLP若手の会 (YANS) 第18回シンポジウム 旅費補助

シンポジウムで発表予定の一部の学生に旅費補助を計画しています.

ご応募を予定している学生の方は,以下の内容をご覧になり,事前に指導教員の許可を得てからお申し込みください.

多様な発表者のご応募をお待ちしております.

申し込み期間

2023年7月3日(月) 12時〜2023年7月14日(金) 15時

通知:2023年7月20日(木) 翌7月21日(金)中に返信の必要あり

募集要項

以下の条件を満たす学生の皆さんのご応募をお待ちしております.応募者多数の場合は抽選にて補助対象者を決定いたします.

  • YANSシンポジウムで発表する第一著者の学生
  • 所属する研究室から旅費などが支援されない
  • 遠方在住

補助内容

  • 旅費
  • 参加費
  • 宿泊費 (8月29日,30日分の宿泊費を定額支給します.ハッカソンは29日午後からの開催ですので,ご予定が合えばぜひご参加ください.)

申し込みフォーム

記入事項:発表概要(300字以上),発表タイトル,申し込み理由

※発表概要や申し込み理由がYANSシンポジウムの趣旨と異なる場合は抽選の対象外になる可能性がございます.

forms.gle

ご質問等ございましたら,yans2023committee@googlegroups.com までご連絡ください.