NLP若手の会 (YANS) は、自然言語処理および関連分野の若手研究者・若手技術者の交流を促進し、若手のアクティビティを高めることを目指したコミュニティです。なお YANS は Young Researcher Association for NLP Studies の頭文字をとったものです。

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NLP若手の会 (YANS) 第14回シンポジウム 開催報告

2019年8月26日(月)〜28日(水),北海道札幌市にてNLP若手の会第14回シンポジウム(YANS2019)を開催しました.過去最多となる202名の参加登録(学生113名,社会人53名,スポンサー36名)と93件の発表(学生82件,社会人11件),22企業・団体によるスポンサーとしてのご支援があり,今年も大盛況でした. ご参加いただいた皆様,ご支援いただいた皆様,どうもありがとうございました.

本シンポジウムでは,ポスターやデモによる優秀な研究発表に対して,奨励賞・萌芽研究賞・スポンサー賞を授与しました. 奨励賞はこれから始まる,または始まったばかりの研究を奨励することを主旨とするものであり,現時点の研究の完成度よりもアイディアの面白さ,及び,新規性や発展性への期待を重視します.奨励賞の選考は,参加者の皆様による投票によって行われ,学生と社会人とを区別して選出しています. 萌芽研究賞は未完成であるものの,研究的要素に関して一つでも輝いている研究を選ぶものであり,萌芽性の高い研究を奨励する目的で今年から新設されました.その趣旨に従い,学生かつ既発表ではないと申請された発表(78件)の中から,実行委員の投票によって選出しています. さらに,産学交流の一環として,スポンサーの企業・団体様独自の視点から賞を授与するスポンサー賞も今年から新設し,各スポンサーによって受賞研究を選出しています. なお,奨励賞及び萌芽研究賞については,シンポジウム開催前に定めた選出予定数に従い,得票数を確認の上,最終的には表彰担当者(委員長・副委員長・プログラム担当委員)による合議によって選出しています. 今回,クロージングの後に集計漏れが見つかったため,奨励賞の学生区分について,1件の追加選出を行いました. いずれの賞も,発表以外の要素を考慮しての選出であることから,受賞者は第二著者以降を含む著者全員となります.

研究発表の合間を縫って,ハッカソンも行われました. 今年は,Kaggleハッカソン,アノテーションハッカソン,自由テーマハッカソンの3テーマで行われ,計10チームの参加がありました. チーム分けは初日に行い,各チームにメンターを配置するなど,初めての方でも円滑に参加できるようにしています. Kaggleハッカソンとアノテーションハッカソンはタスクに対して最もよい性能を出したチームにハッカソン賞を授与し,自由テーマハッカソンは参加者の投票による選考で賞を授与しました.

受賞者

奨励賞

学生

  • P06「文ベクトルの最適輸送に基づく類似性尺度」横井祥, 高橋諒, 赤間怜奈, 鈴木潤, 乾健太郎(東北大/理研AIP)
  • P23「解釈性向上のための注意機構と損失勾配に対する関連損失の導入」北田俊輔, 彌冨仁(法政大)
  • P48「ニューロンレベルでのProbingについて」隅田敦, 宮尾祐介(東大)
  • P52「鏡映変換に基づく埋め込み空間上の単語属性変換」石橋陽一, 須藤克仁, 吉野幸一郎, 中村哲(NAIST)

社会人

  • P89「文法誤り訂正を拡張した新タスクの提案」三田雅人(理研AIP/東北大), 萩原正人(Octanove Labs), 坂口慶祐(Allen Institute for Artificial Intelligence), 水本智也(フューチャー株式会社), 鈴木潤, 乾健太郎(東北大/理研AIP)
  • P91「時系列数値データの動向を示すテキスト自動生成に向けた取り組み」濵園侑美, 小林一郎(お茶大)
  • P93「文脈を考慮した視覚的な語彙学習支援」江原遥(静岡理工科大学)

萌芽研究賞

  • P11「ニューラルネットワークを用いた小説生成の検討」古川好, 鶴岡慶雅(東大)
  • P12「教師なしテキストスタイル変換における転移学習モデルの利用に向けて」石原慧人, 山本幹雄(筑波大)
  • P28「受験者の解答履歴データを組み込んだ短答式問題自動採点手法」内田優斗, 宇都雅輝(電気通信大学)
  • P31「文法誤り訂正における問題の難しさを考慮した性能評価尺度の提案」五藤巧(甲南大学), 永田亮(甲南大学/理研AIP), 三田雅人(理研AIP/東北大学), 塙一晃, 水本智也(理研AIP)

スポンサー賞

フューチャー賞(フューチャー株式会社)

  • P07「ゲーミフィケーションを用いた対話データ収集基盤の提案」小河晴菜, 西川仁(東工大), 横野光(富士通研), 徳永健伸(東工大)

リクルートテクノロジーズ賞(株式会社リクルートテクノロジーズ)

  • P34「文脈化された単語ベクトルからの単語領域表現」山内崇史, 梶原智之, 荒瀬由紀(阪大)

レトリバ賞(株式会社レトリバ)

  • P39「辞書を用いたコーパス拡張による,化学ドメインDistantly Supervised固有表現抽出」辰巳守祐(NAIST), 後藤啓介(理研AIP), 進藤裕之(NAIST), 松本裕治(NAIST/理研AIP)

サイバー賞(株式会社サイバーエージェント)

  • P75「文脈ベクトルと細分化した単語ベクトルを用いた語彙的換言」芦原和樹, 梶原智之, 荒瀬由紀(阪大), 内田諭(九大)

ハッカソン賞

Kaggleハッカソン

  • 「デュエル」- 長澤駿太(法政大), 桑原亮介(東大), 紫藤佑介(株式会社メルカリ), 飯田大貴(株式会社レトリバ)

アノテーションハッカソン

  • 「クラウドソーシング」水本智也(フューチャー株式会社), 松野智紀(LAPRAS株式会社), 石原慧人(筑波大)

自由テーマ

  • 「きららジャンプ」 中本昌吾(青山学院大), 五藤巧(甲南大), 佐藤元紀(PFN)

スライドなど

オープニング・クロージング

docs.google.com docs.google.com

ハッカソン

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ナイトセッション

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招待講演

鈴木 潤 氏(東北大): 「トップカンファレンスへの論文採択に向けて(NLP研究分野版)」

松本 裕治 氏 (NAIST/AIP): 「いまとこれからの言語処理を考える」

drive.google.com

シンポジウムの様子

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クロージングの後の集合写真

1日目(8月26日)

2日目(8月27日)

3日目(8月28日)